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それに伴って仕事が今年度よりも増加すると思われる。
もの凄く、ヤダな・・・・・・。

それはそうと、DLサイトにて、無事に「オリジナルクトゥルフ神話 幻造怪奇譚」が登録されました。画像のない文章だけのストーリーとなっておりまして、体験版からは「赤い目」が丸々読めるようになっています。ですので、もしよければ、それだけでも読んでいただけると幸いです。
・・・・・・長編小説書きたいけど、来年度は今年よりさらに忙しくなりそうだから、しばらく短編しか書けなさそうだ。

オリジナルクトウルフ神話は以下からアクセスできます。
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 当然ながら、

「タダ働きを強いるつもりかよ!」

 と怒る者もいたが、圭吾は彼らに対して硬軟織り交ぜた交渉で説得にあたり、利益がある程度でた段階で報酬を支払うことや、ストックオフション制度を活用して新株を購入する権利を与えることなどを約束した。また、彼らは洋平のように仕事を辞めさせられることもされなかったので、最終的には圭吾の説得を受け入れ、会社の経営に協力していくことを引き受けた。
 これに関して洋平は、自分との明らかな差別を感じて、

「ちょっと待遇の差が酷すぎないか?」

 と圭吾に抗議したことがあったが、圭吾はニヤリと笑ってこう答えた。

「おまえは俺の凄さを知らないだろう。だが、彼らは交渉の席で知ることになったはずだ。その差は大きいと思うぞ」

 いったい、どんな説得交渉であったのか。結局、洋平は知ることができなかったが、その後の三人のあからさまな圭吾への追従姿勢を鑑みると、よほどな目に遭ったに違いなかった。今後、彼らの本業は、現在の仕事から徐々にBDCの運営へと移っていくことになるだろう。
 圭吾の話は続いている。

「まず、我々が成すべきことは、情報を発信し、我々の存在の周知を徹底していくことだ。テレビ、新聞、ラジオ、雑誌、そしてあらゆるインターネットの媒体を通して情報を発信していく。日本中の人々が「大鹿村」という単語を目にしただけで、大鹿村の場所、観光スポット、特産品、歴史がわかるようになるまで、ひたすら情報を発信していく予定だ」

 メフィスト・フェレスも寒気を覚えるような笑みを浮かべながら、圭吾はすでに幾つかのテレビ番組や新聞で特集を組んでもらっていることを告げた。

 四月二日、長野県のみならず、首都圏でも購入ができるとある地方新聞の一面に次のような文言が掲載された。

『大鹿村で新たな取り組み。村の有志による会社が発足』

 その記事によると、去る四月一日、大鹿村で、村を活性化させるための新たな取り組みが開始された、とある。村の有志が村民から資金を集め、大鹿村の経済を活性化させることが目的だと書かれてあった。
 会社の名前はビッグ・ディア・カンパニー。略称はBDC。資本金は九九〇〇万円で、代表取締役一名、取締役一名、外部取締役二名からなる小さな会社だ。
 四月一日に発足したこの会社のニュースを、翌日の新聞が取り上げた理由は、決して偶然ではない。あらかじめ新聞社に情報がもたらされており、なおかつ、そう記事を作成するよう依頼がきていたからだ。仕掛け人の名は深桐圭吾という。
 四月一日、会社の発足にあわせ、圭吾は各関係者たちを自宅に招集した。母が亡くなって以来、長らく使用していなかったこの家が、今後の活動拠点となる。
 召集された各関係者たち――代表取締役の白鳥洋平、外部取締役の山岸徹、北村幸太郎、村とのパイプ役を務める大林智弘らを前にして、圭吾はゆっくりとした口調で語りだした。

「さて、我々はこれから企業体としての活動を進めていくわけだが、その前提として、基盤とする経営戦略に関しては大鹿村振興委員会にて出されていた幾つかの案を世襲していくこととする。これはあなた方のこれまでの努力を尊重するだけでなく、より一層の協力をお願いしていくことになるからだ」

 すでに通達されていることであるが、代表取締役を筆頭に、ここに招集されたメンバーは、会社の経営が軌道に乗るまでの間、役員としての報酬が支払われないこと(正式な決定は株主総会がおこなわれてからだが)がすでに告げられていた。

久しぶりに昨日と今日、まともな休みが2日(珍しく)あったので、そこで兼ねてより計画していたオリジナルのクトゥルフ小説を一気に書き上げてみました。
一応、短編小説3作品からなる怪奇小説で、それぞれ独立したストーリーとなっており、各作品10分~15分ほどで読むことができる内容となっておします。
書き上げた作品は以下の3つ。

「戦禍の果てに」
「赤い目」
「悪意の転生」

です。
一応、早速DLサイトの方に登録を申請したのですが、よく考えたら「クトゥルフ」って単語で申請が通るのかしら。「ク○ゥルフ」にした方がよかった気がしないでもないが・・・・・・。
まぁ、とりあえず、成るようになるか。
今日はそんな感じの報告でした!
「これから俺は他の三人の下をまわってそれぞれに指示をだしてくる。大鹿村のため、とことん関わってもらうつもりだ。そしてそれが済んだ後、俺は一度、東京へ戻って起業に向けた下準備をしてくる。おまえはその間に会社経営や法律、税金に関する本をよく読んでおけ。四月一日から活動を開始するからな」

 有無を言わさぬ、まさに独裁者の口調。洋平は、口を開けたまま閉じることを忘れ、心の中で呟かずにはいられなかった。

「お、鬼だ・・・・・・こいつ、鬼だ・・・・・・」

 そんな洋平の内心を見透かしたかのように、圭吾はニヤリと笑って呟いた。

「せっかくだから教えてやろう。現役時代の俺の異名は「悪魔」だ。数字と、情報と、法律を天秤で掲げ、どんな困難も、苦難も、難事も、障害もいとわず前へと進み、倫理と道徳を踏みにじってでも利益を追求する、悪魔だ」

 ファンド・マネージャーの長としてチームを率い、世界中の投資家たちと渡り合い、一千億もの資金を動かして会社と顧客の双方に莫大な利益をもたらしてきた凄みが、その笑みに凝縮されていた。
 洋平は力なく笑うしかなかった。

「は、はは・・・・・・悪魔ねぇ。なんとなくわかる気がするよ・・・・・・」

 大鹿村に、季節外れの嵐が訪れようとしていた。

「いくらだ?」
「え?」
「家のローンだ。あといくら残っている?」
「え、あっと・・・・・・あと、一八〇〇万円ほどかな」
「よし。ならば、当面の生活費も込みで三〇〇〇万円ほど貸してやる。もちろん、無利子無担保でな。返済も最初の五年間は猶予してやるし、真面目に社長業をこなせば一〇〇〇万円くらいまけてやろう。あぁ、もちろん、三〇〇〇万円は今日中に振り込んでやるから、後で銀行口座を教えるように。いいな」

 そして圭吾はさらに付け加えた。もし、それでも足りないようなら言えばいい。一〇〇〇万円でも、二〇〇〇万円でも、極端な話、一億円でも貸してやる。ただし、貸したからには、絶対に逃がしはしないがな、と。
 洋平は開いた口が塞がらなかった。

「・・・・・・な、なんで、君はそんなに金を持っているんだい」
「東京では外資系の信託会社に務めていてな、一〇年間、寝る間も惜しんで働き、稼ぎに稼ぎまくった結果、気づいたら億単位の金が貯まったんだ。そしてその金を、会社を辞めた去年一年間、個人で運用したところ、五〇億まで膨れあがった。まぁ、はした金だがな」
「ご、ごじゅうおく!?」
「あぁ、もちろん、米ドルではなく、円換算でな」

 これは彼なりのジョークだったのだが、洋平を笑わせることには失敗した。そのことを悟ってか、圭吾は、ひとつ小さく咳払いをすると、言葉を続けた。

「ああ、ちなみに、会社の経営が軌道に乗るまでの間は報酬ゼロで働いてもらう。まぁ、当然といえば当然だな。実績も業績もないうちに報酬など受け取ったら村人たちの怒りを買うことになる。なぁに、俺も無報酬で働いてやるから、会社を大きくするため一緒に頑張ろうぜ」

 圭吾の言葉に嘘や偽りはない。会社を設立するにあたっては、彼も役員として名を連ね、粉骨砕身の想いで働くつもりでいるし、報酬を受け取るつもりも一切ない。ただし、彼と洋平の立場が公平かといえば、必ずしもそうではなかった。その第一に、保有する資産の額の差が、圭吾と洋平の間には天と地ほどの開きがある。
 一方、洋平である。彼はめまいを覚えずにはいられなかった。実際、彼の足元はふらついており、いまにも倒れ込みそうな状態にある。片方の手で頭を抑えているのは、実際に頭が痛くなってきたからだ。
こんなことになるとは思ってもいなかった。大鹿村振興委員会を立ち上げた時、いや、東京から圭吾を呼んだ時も、事がこれほど大きくなるとは思いもしなかった。あるていどの活動をして、そこそこ、大鹿村の知名度を向上させ、特産品を売り、観光客が少しでも増えれば良い、と思っていただけだ。それが、まさか、こんな大事になろうとは。
 洋平は近くにあった椅子に腰をおろすと、絞るように声をだした。

「・・・・・・ま、待ってくれ、勘弁してくれ。ぼくには家族がいるんだ、子どもだって産まれたばっかりで、それに家のローンだってまだ三〇年以上残っている。いま仕事を辞めてタダ働きをする羽目になったら、一家で路頭に迷ってしまう。それに、ぼくは社長って柄じゃない。とてもじゃないけど、無理だ・・・・・・」

 弱々しい、それは同情を誘うような声であった。
 しかし、百戦錬磨のファンド・マネージャーとして数々の修羅場を潜り抜けてきた圭吾には通用しなかった。

 圭吾はさっそく起業に向けた準備に取りかかった。
 彼はまず、村人たちから集めた出資金七二〇〇万円と、自らの出資金二七〇〇万円を合計した約一億円を持つと、その足で、親友であり、大鹿村振興委員会のリーダーでもある洋平の下を訪れた。
 自宅のリビングにて、客人である圭吾を迎え入れた洋平は、目の前のテーブルに置かれた約一億円という大金を見て、瞼を幾度となく開閉せずにはいられなかった。

「村人たちの覚悟と決意の証だ。これを受け取ったからには、今度は俺たちが応える番だぞ」
「わ、わかっているよ。ぼくもリスクを背負う覚悟でいる。一口だけだけど、どうにか一〇〇万円を集めたよ」

 洋平はまだ金を出していない。すぐには用意できず、この一週間、仕事の合間をぬって金策に奔走し、金を掻き集めていたからだ。妻の反対を押し切ってなけなしの定期預金を取り崩し、自分にかけていた生命保険を解約し、学生時代に集めた鉄道模型をネットオークションで売却してどうにか一〇〇万円を作ることに成功した。一〇〇万円という大金は、豊かではない白鳥家にとってはとてつもない金額なのだ。
 だが、圭吾が親友に求めた決意と覚悟は、洋平の予想の斜め上をいっていた。

「いや、おまえは金をだす必要はない。代わりに別のリスクを負ってもらう」
「べ、別のこと?」

 金を出さなくてもいいと言われてホッとした反面、内心で悪い予感を覚える。その予感はすぐに的中した。

「おまえにはこれから設立する会社の代表取締役に就任してもらう。つまり、社長だ」
「え」
「それにともなって、いま務めているデイサービスセンターは今月限りで辞めてもらう。今日中に辞表を書いて提出してこい」
「ちょ、ちょ、ちょっと待ってくれ! ほ、本気で言っているのか、ソレ!?」
「当たり前だ。いまの状況で冗談を口にできるほど、俺の心にゆとりはない」

 そう断言して、さらに追い討ちをかける。

 村民会館で開催された「決起集会」から一週間が経過した。この期間を、圭吾はひとつの節目と捉えていた。
「だらだらと待つ気はない。一週間で区切りをつけ、行動に移す。そして結果を示して言葉の真価を伝えてやる」
 とはいえ、不安の種は尽きない。自分の演説が、はたしてどれだけの村民の心を打っただろうか。一〇〇万円という金額も簡単に用意できる額ではない。詐欺の類と思われているかもしれないし、そもそも村民たちが、「大鹿村再興」というテーマを真剣に考えているのかもわからない。

「せめて一〇人、一〇〇〇万円程度の協力金が集まれば、あとはどうにかなるのだが・・・・・・」

 と、圭吾は内心でボヤいたが、彼はすぐに自分の浅はかさを知ることになる。
 一週間後、賛同者の数は五八人に達し、七二〇〇万円もの出資金が集まったのだ。これは想定外の出来事であり、想定以上の成果だった。まさかこれほどとは――と、圭吾も驚かずにはいられなかった。
 出資者の多くは六五歳以上の高齢者たちだった。彼らは老後の蓄えを切り崩し、あるいは田畑や山林を担保にして圭吾から金を借り、それを原資として出資してくれたのだ。

「まぁ、詐欺に遭ったつもりで金をだすよ。これで大鹿村が元気になるなら安いものだ」

 そう言って三〇〇万円もの大金を出してくれたのは、圭吾が昔、お世話になった隣人の男性だった。似たような言葉を、金を持ってきた他の者たちからも聞いていた。ゆえに、彼のひと言は、単なる独り言ではなく、出資者たちの総意を象徴した言葉であったといえる。

「だが、金を出したからには約束してくれよ。必ず大鹿村を立て直してくれ」
「必ず」

 金は覚悟の証明であり、決意の表明である。ならば、次は煽動した圭吾が誠意を示す番である。賽は投げられた、もう後戻りはできない。

「この会社には村民全員に関わってもらう。だが、それは会社の運営に荷担しろというわけではない。村民ひとりひとりが村の再興という取り組みに関わっているという自覚を持ってもらうため、この会社に出資してもらうのだ。最小出資単位は、一口一〇〇万円。出資者には出資金額に応じた株券を譲渡し、会社に対する発言権を持ってもらう。会社が収益を上げれば、それは配当金として還元しよう。将来的に会社が成長すれば、出資した時よりも高い金額で株式を買い取ることも約束する。だが、当然、リスクもある。会社の経営が上手くいかなければ会社は倒産し、株券は紙切れとなる。資産価値はゼロだ。その時になって「こんなはずじゃなかった・・・・・・」と嘆くこともあるかもしれない。しかし、それを踏まえた上で、再度の協力をお願いする。会社に出資してくれ、覚悟とリスクを背負ってくれ! この大鹿村を再興するために!」

 圭吾は訴えた。熱意と情熱を持って、あらん限りの力を振り絞って。
 そして彼は村民たちの退路を断った。

「そんな金があるものか! 持っていると思っているのか!」

 という抗議の声に対して、圭吾は、用意していたジュラルミン・ケースの中身をぶちまけたのだ。その光景を目の当たりにして、村民たちが息を飲んだ。ケースの中身は、百万円の束の群れだったからだ。目算で、一億円以上はあるだろうか。

「無ければ貸してやる。百万円でも、二百万円でも、借りたいだけ貸してやる。だから逃げるな、現実に立ち向かえ! 大鹿村を再興させるため、協力しろ!」

 それは圭吾の心からの叫びであった。

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