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Author:ダメ人間
社会の底辺で生息している「ダメ人間」です。
若くないです。もうおっさんです。
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・・・・・・ある日にて。

洋平「なんか、変なタイトルがついてるんだけど・・・・・・」

圭吾「ああ、ちょっと言いたいことがあってな」

洋平「言いたいこと? ・・・・・・もしかして、BDCの運営に関してなにか不満でも?」

圭吾「いや、そっちの話じゃない。今日はスマートデイズの話をちょっとしたいと思ってな」

洋平「スマートデイズ?」

圭吾「そ。「30年間、家賃収入保障」という甘い言葉でサラリーマンたちをたぶらかし、女性向けシェアハウスを建てまくった挙句、30年どころかたった5年で潰れた詐欺会社のことだ」

洋平「・・・・・・ずいぶんと過激な物言いだね。なんか恨みでもあるの?」

圭吾「俺はない。繰り返すが、俺はない。第一、俺は不動産関係の投資はリートしか持っていないぞ。それも、運用している資産の一部だ。それを踏まえた上で、ひとりの投資家としてここで忠告しておきたいことがある」

洋平「それは?」

圭吾「世の中に甘い話が無いとは言わない。しかし、魅惑の果実には往々にして棘や毒があるものだ。投資の世界において、リターンには必ずリスクがついている。ロー、ミドル、ハイ、どんな投資であっても、リスクとリターンはイコールだ。例外がないとは言わないが、投資をするならば、まずはそのこと頭に入れておくべきだろう」

洋平「・・・・・・なるほど。つまり、今回の一件は、投資に失敗したのだから自業自得だと、君は言いたいわけだね」

圭吾「確かに、甘い話に乗った被害者方の自業自得という面もある。だが、今回のこの一件、俺は詐欺だと思っている。投資ではなく、最初から被害者たちを騙すため、スマートデイズ、建築会社、スルガ銀行がグルになった詐欺事件だと。まぁ、この判断に関しては、いずれ司法の場で明らかになると思うのだが、それには多大な労力と時間を消費することになるだろうから、被害者の方々は本当にお気の毒としか言いようがない。だが、希望は捨てないでほしい。そして何よりも、自暴自棄になって自殺しないでほしい。世の中、生きていればどうにかなるものだから、決して死なないでほしい。そして、再度、騙されないでほしい。おそらく、被害者の方々には、「救済」を名目に、色々な思惑を持った輩が近づいてくるはずですが、その中には「悪意」を持った人間が紛れ込んでいないとも限らない。ゆえに、さらなる被害に遭わないためにも、今後の行動は慎重にしてほしい。くれぐれも、甘い話や誘惑には乗らないように!」

洋平「なんか・・・・・・ヤケに力説してるけど、何かあったの?」

圭吾「・・・・・・別に、なにも。ただ、スマートデイズに限らず、不動産のサブリースの問題は、これからどんどんと深刻化していくことになる気がするから、これから不動産投資をする人は充分に気をつけることをオススメする。するなとは言わないが、日本の少子化が進んでいること、そしてマンションやアパートが林立した挙句、空室率が増していることは、充分、留意しておくべきだろう」

洋平「・・・・・・なんか、暗い話だね。少子化が気がかりなら、君もそろそろ結婚したら?」

圭吾「女は男を貶める存在だと俺は思っている」

洋平「いや、そんなことはないと思うよ。子どもも可愛いよ」

圭吾「・・・・・・ま、それは考えておくよ」

洋平「ちなみに、閑話休題ってタイトルだけど、本編はいつ再開するの?」

圭吾「それがだな・・・・・・」

洋平「?」

圭吾「作者が最近、クトゥルフ神話を書き始めただろ? そっちの方にはまって、俺たちの話がおろそかになっているらしい」

洋平「おおう・・・・・・」

圭吾「ま、近いうちに頑張って書くんだろうが、どうなることやら」

洋平「それでこんな茶番を・・・・・・」

圭吾「だから「ダメ人間」なんだろうな、ペンネームが」

・・・・・・そう言って呆れるふたりであった。

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最近、なんだかついていないダメ人間ですが、今日は本当にまいりました。精神的に。

夜勤を終え、帰宅する途中、いきなりタイヤがパンクしました。
いや、びっくりしました。
いきなり変な音がしたかと思うと、車がガタガタと揺れだして、慌てて停めて確認したら、後輪がペシャンコになっていたんですもの。しかも一昨年買ったばかりのスタッドレスタイヤが!

初めてのパンクだったので、どうするべきか迷ったのですが、とりあえずもうタイヤはダメそうだったので、そのまま走って帰ることにしました。凄いガタガタでしたね。速度も出ないし・・・・・・。
いや~、事故るかと思いましたが、なんとかなるものですね。パンクした地点から家までは7・8キロほどの道のりで、普段だったらそんなにかからないんですが、今日は30分以上かかって戻ってきましたよ。途中、何度後続車に道を譲ったことか・・・・・・。
帰って確認したら、パンクしたタイヤのゴム部分はほとんどなくなっておりまして、金属部分だけしか残っていませんでした。

とりあえず、もう冬が終わったので、これを機に夏用タイヤに交換しましたが、また新しくタイタを買わなければと思うと、ちょっと憂鬱になりますね。
みなさんも、走行中のパンクにはご注意を!
実際、大鹿村を訪れた観光客のリピート率は、他の観光スポットと比較して低い水準にある。
 それらを踏まえたうえで、圭吾はさらなる説明を重ねた。

「大鹿村の観光資源は、他の観光地と比較すると見劣りすること甚だしい。だが、それでも、現段階でも観光客は招こうと思えば招くことはできるだろう。そのひとつの方法がむりやり「ブーム」を作ることだ。映画、アニメ、ドラマ、漫画、小説などの題材として大鹿村を取りあえげてもらい、話題を提供して人々の耳目を大鹿村に集中させることができれば、万単位での観光客が大鹿村を訪れるだろう。だが、所詮「ブーム」は一過性であって、恒久的に大鹿村を活性化させることにはつながらない。ブームによって一時は活気づいたとしても、ブームが去ってしまえば大鹿村はまた以前の寂れた状況に戻ってしまうだけだ。それではダメなのだ。それでは、大鹿村を再興することにはつながらない」

 では、どうすればいいか。

「そこで会社のふたつ目の事業へとつながってくる」
「ふたつ目の事業?」
「そう。会社の収益の柱とし、村の名前を県内外に知らしめ、なおかつ恒久的に話題を提供することが可能な方法――それが「コミック事業」だ!」
「・・・・・・はい?」

 社長の洋平を筆頭とした四人の表情が、疑問の二文字を浮かべたまま硬直した。

 大鹿村には幾つかの観光スポットがある。日本最大の活断層、中央構造線をメイン展示物とした大鹿村中央構造線博物館、昭和三六年に発生した大災害「三六災害」の犠牲者を慰霊し、村の復興を期してつくられた大西公園、豊かな自然が育まれている赤石岳、大鹿村の昔の暮らしを今に伝えるろくべん館、村の史跡に認定されている松下家、南北朝時代に端を発する古い歴史を持つ小渋温泉、海水とほぼ同じ成分の鹿塩温泉などだ。また、村での最大級のイベント事としては、「大鹿村騒動記」という映画の題材にもなった大鹿歌舞伎というものがある。これは一七六七(明和四)年に端を発する地芝居で、国選択無形民族文化財の指定も受けている大鹿村で独自の発展を遂げた歌舞伎である。毎年、春と秋に二回公演がおこなわれ、そのつど県内外から多くの見物客が集まっている。いずれも大鹿村を代表する観光資源だ。
 だが、いずれの観光資源も、日本全国に数多くある観光スポットと比較した場合、見劣りすること甚だしい。全国規模で有名というわけでもなく、特筆すべき点もなく、ましてや世界遺産や国宝に指定されているわけでもない。あえて「行きたい」と思えるような観光スポットがないのだ。その上、交通の便も悪い。大鹿村は、「日本のチベット」と呼ばれるような辺境の地にあるため、道に不慣れな者にとってはそれこそ「冒険」と呼べるような曲がりくねった山道を通らねばならず、行きも帰りも地獄のドライブを強いられる。そのため、なんらかの情報を得て大鹿村に興味を持ったとしても、躊躇ってしまい、

「一度は行ってみたいけど、別にわざわざ行く必要もないよね」

 という結論に達することが多いといわれている。

今日あった本当の話です。

朝、パソコンを起動させたら・・・・・・なんと!
パソコンの中のデータが全部初期化されていました!!!!

「え!?!?!?」

と頭が真っ白になりました。
でも、おかしいことに、ネットでダウンロードした各種ソフトや画像は無事だったのに、インストールしたソフトは丸々なくなっていまして、ワードに保存していた小説が全部消えてました。
ウイルスに感染したのかと思ったけれども、ウイルスソフトは無事作動中。
とりあえず、何回か電源を入れたり落としたりしたけど無駄でして、

「もうこのパソコンは寿命か」

と思って諦めて仕事に行き、帰ってからもう一度、起動させたところ、パソコンは普通に起動・・・・・・・データも全部元通りになっていました。
いったい、何があったのだろうか・・・・・・・。
一応、調べた所、そういう現象が時々あるんだそうですが、ちょっと怖くなったダメ人間でしたε-(;-ω-`A) フゥ…
 そんな親友の心境など露も知らず、洋平は「社長」と呼ばれることに対してもかなり気恥ずかしい様子であるようだった。苦笑いを浮かべたまま、なかなか次の言葉をつむぎだそうとしなかったのだが、それでも意を決したように、ぽつぽつと語りだした。

「・・・・・・あ、いや、いま話を聞いていて思ったんだが、大鹿村の周知を目指すなら、特産品じゃなくて観光に力を入れた方がいいんじゃないかな。大勢の観光客を招くことができれば、特産品も売れるし、村全体も活性化するだろうし、なによりも知名度もアップするんじゃないかな。で、その段取りをこの会社でおこなえば、手数料とかも入るんじゃないだろうか」

 ああ、なるほど――という声が聞こえた。あまりにも小さすぎて誰が発したか定かではなかったが、少なくとも、圭吾が発したものでないことは確かだった。圭吾は洋平の話を聞いて、二度、三度と頷いてみせたが、口は閉じたままであったからだ。

「良い意見だ。さすがは社長だな」
「褒められた気がしないんだけど・・・・・・」
「まぁ、褒めてはいないからな。だが、目の付け所は間違ってはいないぞ。観光客の誘致は、最終目標のひとつであるからな」

 大鹿村が有名になり、県内外から観光客が怒涛のごとく押し寄せ、村にお金を落としていってくれるということになれば、それはもう、村の活性化が大成功を収めたといってよい事態である。だが、実際問題として、そのような状況が訪れることは、いまの段階ではありえないだろう。

もちろん、それに伴って商品の選別を強化し、品質の向上を目指していくことが求められるが、それらは決してクリアできない課題ではない。より高い収益を求め、そして得るためには、努力を怠るような真似は決してしてはならない。これはどんな職業にも通じる、いわば真理だ。

「在庫がある程度、確保できた段階で、この計画を発動させる予定だ。また、この件に関しては、引き続き山岸氏と北村氏にお願いしていくつもりなので奮起をよろしく頼む。もちろん、ふたりとも本業を優先してもらって構わないが、くれぐれも生産者の方をないがしろにするような真似だけはしないでくれ。彼らあってのプロジェクトなのだからな」

 うなずく山岸と北村の姿を確認して、圭吾が次の話に移ろうとした時だった。洋平がおずおずと手を挙げた。

「あ、あの、ちょっといいかな・・・・・・」
「なんでしょうか、代表取締役」

代表取締役と呼ばれて、洋平が恥ずかしそうな表情を浮かべる。

「や、やめないか、その呼び方。なんか身体がムズムズするんだけど・・・・・・」
「じゃあ社長だな。で、なんでしょうか、社長」

 名目上、立場は代表取締役である洋平の方が上なのだが、現状は異なっている。能力、経験、実績など、どれをとっても圭吾のほうが上であったから、洋平が単なるお飾りの傀儡に過ぎないことは誰の目にも明らかである。ただし、五年後、一〇年後もこの関係が続くようでは、会社のためによくない。ゆえに、圭吾としては、なるべく早い段階で洋平に自覚をもってもらい、力をつけ、会社を取り仕切る人材になってもらいたいと考えている。いまのところはまだ難しい段階だが。

「あなたの指示通り、リストにあった特産品は扱えるように手配した。しかし、どれも絶対的に量が足りない。これでは、取り扱っても、大して売ることができないし、あまり収益にもならないんじゃないかな?」

 北村が口にした不安に呼応するように、他の三人が無言で頷く。圭吾も頷いたが、これは同調の意思を示したものではない。

「なるほど、その不安はもっともだ。だが、それは裏を返せば、やり方次第でいくらでも状況を改善することができる、ということでもある。大切なのは発想の転換だよ」

 圭吾は説明した。集めた特産品は、いままでのようにそのまま市場に卸すことはしない。四人が不安に思っているように、そんなことをしても大して売れないし、利益にもならないし、宣伝効果もあがらないし、なによりも絶対に数が不足しているから、人々の興味や関心に結びつかない可能性が高いからだ。それに第一、大鹿村の特産品は、お世辞にも全国的に有名とはいえないから、そもそも普通に卸したのでは取り扱ってくれる店舗すら見つけることは困難を極めるだろう。では、どうすればいいのか。

「卸す先を限定する。そして一般には手に入らないようにする。流通する量を操作し、稀少価値を高め、付加価値を伴わせ、より高い値段で販売するようにする。主なターゲットはホテル、料亭、星付きのレストランなどだ」

 そのための準備はすでに整っている。親しい付き合いがある幾つかの各種料理店に話をつけており、山塩は神楽坂の料亭、ジビエはフランス料理の専門店、ブルーベリーは洋菓子店、はざかけ米は関東近辺のホテルなどに卸していく予定だ。

「頼まれていた特産品に関しては、一応、商品を工面してくれる方向で生産者の方たちと調整ができた。山塩の方も、どうにか生産量の二割から三割を提供してくれるそうだ」

 大鹿村には幾つかの特産品がある。「山塩」「ジビエ」「ブルーベリー」「はざかけ米」などだ。この内、もっとも稀少な品が「山塩」である。
 大鹿村では不思議なことに、山で塩が採れるのだ。それも岩塩ではない天然の塩が。なぜ日本でここだけしか採れないのかわかっていないが、とにかく、大鹿村は山奥にありながらも塩が採れる。しかもこの塩は、海の塩と比べてより多くのミネラルを含んでおり、塩味だけでなくほのかな甘味もする塩で、あまりにも稀少な品のため「幻の塩」とさえ呼ばれている品だ。塩を含んだ天然の温泉水でのみ精製が可能で、現在、この塩の生産は二ヶ所でしかおこなわれていない。販売も、極少量が、地元の旅館や直売店でおこなわれているのみだ。
 この山塩だけでなく、大鹿村の特産品は生産量が多くない。はざかけ米にしても、ブルーベリーにしても、生産農家の減少に伴って収穫量が年々、減ってきており、ジビエにいたっては「鹿農場」の存在がなければ安定供給すら不可能に近い状況にある。大鹿村では鹿や猪の方が人間よりもはるかに数が多いにも関わらず、それらを狩るハンターの数が絶対的に不足しているからだ。そのため、これらの特産品は、直売所や一部ネットショップでしか取り扱っておらず、しかもその多くが「加工品」として販売されている。
 山岸に代わって、今度は北村が口を開いた。

 圭吾の人脈は多岐に及ぶ。前職を通じて、あるいはプライベートを通じて、深い交流関係にある、いわゆる著名人氏の数は数百人に昇る。大企業の経営者、役員、投資家、弁護士、政治家、新興企業の社長、マスコミ関係者、俳優、アイドル、雑誌の編集長、新聞記者、漫画家、映画監督、作家、音楽家、有名ブロガーやユーチューバーなど、友人・知人の層は厚く、幅は広い。今回のプロジェクトを進めていくうえで、圭吾はそれら人脈をフルに活用する算段であった。

「手始めに会社の軸となる事業をふたつ展開する。まずひとつ目が、大鹿村の特産品の卸売りだ。これは人口が密集する関東を主なターゲットとして進めていく。山岸氏、それから北村氏、頼んでおいた課題はできたかな?」

 その口ぶりは、まるで生徒に宿題の提出を求める教師のような口調だった。
 圭吾に視線を向けられた山岸と北村の両名は、さながら蛇に睨まれた蛙のような心境に陥った。別になにか悪いことをしたというわけではないのだが、圭吾の視線には他者に有無を言わさぬ迫力が備わっており、向けられると、反射的に身体が萎縮してしまうのだ。それは、生半可な経験では得られない、数々の修羅場を潜り抜けてきた者のみに与えられる、百戦錬磨の凄味なのかもしれない。
 ふたりは一瞬だけ視線を交わしてから、まずは年長者である山岸が口を開いた。

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