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報告書が公表されるまでの間は火星での生存を望む声が少なからずあったものの、多くの人々が想定した通りの結果に落胆は激しく、火星に取り残された哀れな入植者たちの話題はすぐに過去の歴史に帰属されてしまった。公表された報告書を元手に幾つかのドキュメンタリーやノンフィクションなどが作成されて公開されたが、公表から四半世紀が経過する頃には世界には新たな作品の題材となる事件や事故、戦争や紛争、動乱や危機が蔓延しており、世界は火星のことなど忘れ去ってしまったのである。
 だが、それは情報を公開した者たちにとっては理想的な展開であったいえよう。なぜならば、隠したい真実の隠匿に成功したからである。
 調査報告書をまとめたセロ・クランナーは、晩年、火星での話を孫にせがまれた時、険しい表情をしてひと言だけ語ったことがあった。

「この世には知らなくて良い話があるのだ。知って後悔する話があるのだ。火星のことは知らない方がいい」

 セロ・クランナーを筆頭に、調査に参加した四八名の調査隊員は死ぬまで公表された情報以外の話は口にしようとしなかった。頑なに口を閉ざし、どんなジャーナリズムの質問にも磨耗したディスクのように同じ話を繰り返すばかりであった。
 それは、火星で彼らが見た人間の「狂気」に起因していたからだ。
 ゼロ・クランナーは死ぬ間際、臨終の言葉として家族に語っている。

「・・・・・・火星か。いまは、どうなっているのだろうか」

 と。

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