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 宇宙船オリバーには、荷物運搬用に二台のトレーラーが折りたたんで載せられている。荷台は人間で換算して三〇人が乗れるスペースと、その一〇倍の積載量を誇り、主に移動と運搬用の手段として持ち込まれた。帰還時には火星に破棄される予定であるため、トレーラーのスペースがそのまま火星での収穫物を搭載する空間になるわけだが、基地に残されているであろうスーパー・コンピューターの数々は、とても一度では運びきれない量だろう。
コンテナに二〇人づつ分乗し、舗装がされていない石と岩だらけの乾いた地表の上をトレーラーが進む。晴れていれば地平の彼方まで不毛な荒野が見渡せていたであろうが、この日は生憎の天候であり、発生した砂塵によって視界は極めて不良だった。渦巻く砂埃で数メートル先すら見えない。ただ、火星では年に一〇〇以上の大規模な砂嵐が発生し、場合によっては星全体を覆い尽くすほどの大砂嵐が発生することを考えれば、決して最悪の環境とはいえないだろう。むしろこの程度で済んだことを感謝すべきかもしれない。
 隊員の大半は荷台に乗せられているが、運転手とナビゲーターはそれぞれ運転席と助手席に座っている。自らトレーラー一号車を運転するセロ・クランナーは、助手席にてナビゲーターを務めるジェシカ・ナイツに話しかけた。

「基地まであとどれくらいだ?」
「一〇〇メートルです。九〇メートル、八〇メートル、七〇メートル・・・・・・」

 やがてジェシカのカウントが五〇をきった時、吹き荒れる砂塵の向こう側に黒い影が確認できた。近づいてようやく視認できたソレは、半ドーム状の建築物であり、火星には本来は存在しないはずの人工物であった。かつて人類が殖民と惑星開拓という野心を燃やして建築した成れの果てである。人類の英知が詰まった箱物だ。

「――ん?」

 廃墟――と思いかけて、セロ・クランナーはわずかに顔をしかめた。その動作が宇宙服越しに助手席にいるジェシカ・ナイツに伝わった。

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