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社会の底辺で生息している「ダメ人間」です。
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 火星でのデータ収集を終え、地球へ帰還する日、セロ・クランナーはクラハルトと最後の挨拶を交わした。

「それで、はお気をつけ、て。無事な帰還、を願っており、ます」
「ありがとう。そしてさようなら」

 互いに二度と会うことはないだろう。そしてもうこの場所に二度と地球人が訪れることもないはずだ。セロ・クランナーとクラハルトは握手を交わした。手の温もりだけが、お互いの掌に残った。
最初で最後の、それが火星の生き残りたちとのコンタクトであった。

 ――晩年、セロ・クランナーは思い悩む日が多くなっていたという。あの時、自分たちが下した結論が正しかったのか、いまだに判然としない。火星の住人たちはいまもなお待ち続けていることだろう。地球からまた、来訪者たちが訪れるであろうことを。もしかしたら自分は、もっとも愚かな結論を下してしまったのかもしれない。その後悔を抱えたまま、セロ・クランナーは八七歳で生涯を終えた。
 その翌年、セロ・クランナーの妻であるジェシカ・クランナーが一冊の本を出版した。セロ・クランナーを筆頭に、火星探査に向かった仲間たち全員の死去を確認した後に、彼女は本を書いたのだ。その本の内容が世界中に衝撃を走らせることになるのだが、それはまた、別の話である。


                                   了
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