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 村民会館で開催された「決起集会」から一週間が経過した。この期間を、圭吾はひとつの節目と捉えていた。
「だらだらと待つ気はない。一週間で区切りをつけ、行動に移す。そして結果を示して言葉の真価を伝えてやる」
 とはいえ、不安の種は尽きない。自分の演説が、はたしてどれだけの村民の心を打っただろうか。一〇〇万円という金額も簡単に用意できる額ではない。詐欺の類と思われているかもしれないし、そもそも村民たちが、「大鹿村再興」というテーマを真剣に考えているのかもわからない。

「せめて一〇人、一〇〇〇万円程度の協力金が集まれば、あとはどうにかなるのだが・・・・・・」

 と、圭吾は内心でボヤいたが、彼はすぐに自分の浅はかさを知ることになる。
 一週間後、賛同者の数は五八人に達し、七二〇〇万円もの出資金が集まったのだ。これは想定外の出来事であり、想定以上の成果だった。まさかこれほどとは――と、圭吾も驚かずにはいられなかった。
 出資者の多くは六五歳以上の高齢者たちだった。彼らは老後の蓄えを切り崩し、あるいは田畑や山林を担保にして圭吾から金を借り、それを原資として出資してくれたのだ。

「まぁ、詐欺に遭ったつもりで金をだすよ。これで大鹿村が元気になるなら安いものだ」

 そう言って三〇〇万円もの大金を出してくれたのは、圭吾が昔、お世話になった隣人の男性だった。似たような言葉を、金を持ってきた他の者たちからも聞いていた。ゆえに、彼のひと言は、単なる独り言ではなく、出資者たちの総意を象徴した言葉であったといえる。

「だが、金を出したからには約束してくれよ。必ず大鹿村を立て直してくれ」
「必ず」

 金は覚悟の証明であり、決意の表明である。ならば、次は煽動した圭吾が誠意を示す番である。賽は投げられた、もう後戻りはできない。

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