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Author:ダメ人間
社会の底辺で生息している「ダメ人間」です。
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「ああ、ちなみに、会社の経営が軌道に乗るまでの間は報酬ゼロで働いてもらう。まぁ、当然といえば当然だな。実績も業績もないうちに報酬など受け取ったら村人たちの怒りを買うことになる。なぁに、俺も無報酬で働いてやるから、会社を大きくするため一緒に頑張ろうぜ」

 圭吾の言葉に嘘や偽りはない。会社を設立するにあたっては、彼も役員として名を連ね、粉骨砕身の想いで働くつもりでいるし、報酬を受け取るつもりも一切ない。ただし、彼と洋平の立場が公平かといえば、必ずしもそうではなかった。その第一に、保有する資産の額の差が、圭吾と洋平の間には天と地ほどの開きがある。
 一方、洋平である。彼はめまいを覚えずにはいられなかった。実際、彼の足元はふらついており、いまにも倒れ込みそうな状態にある。片方の手で頭を抑えているのは、実際に頭が痛くなってきたからだ。
こんなことになるとは思ってもいなかった。大鹿村振興委員会を立ち上げた時、いや、東京から圭吾を呼んだ時も、事がこれほど大きくなるとは思いもしなかった。あるていどの活動をして、そこそこ、大鹿村の知名度を向上させ、特産品を売り、観光客が少しでも増えれば良い、と思っていただけだ。それが、まさか、こんな大事になろうとは。
 洋平は近くにあった椅子に腰をおろすと、絞るように声をだした。

「・・・・・・ま、待ってくれ、勘弁してくれ。ぼくには家族がいるんだ、子どもだって産まれたばっかりで、それに家のローンだってまだ三〇年以上残っている。いま仕事を辞めてタダ働きをする羽目になったら、一家で路頭に迷ってしまう。それに、ぼくは社長って柄じゃない。とてもじゃないけど、無理だ・・・・・・」

 弱々しい、それは同情を誘うような声であった。
 しかし、百戦錬磨のファンド・マネージャーとして数々の修羅場を潜り抜けてきた圭吾には通用しなかった。

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