FC2ブログ

プロフィール

ダメ人間

Author:ダメ人間
社会の底辺で生息している「ダメ人間」です。
若くないです。もうおっさんです。
戦記ものの小説を主に書いていますので、どうぞ見てやってください。


アクセスカウンター


最新記事


月別アーカイブ


DLsite

同人誌、同人ゲーム、同人ソフトのダウンロードショップ - DLsite.com 同人誌、同人ゲーム、同人ソフトのダウンロードショップ - DLsite.com

カテゴリ


モッピー

モッピー!お金がたまるポイントサイト
ダメ人間が利用しているポイントサイトです。ダメ人間はここのモッピーワークスで文章書いて稼いでます。

ハピタス

日々の生活にhappyをプラスする|ハピタス
ダメ人間がお世話になっているポイントサイトです。生活を良くするために利用中。無害で利益があるサイトですよ

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
「そ、そんな金――」
「ありますよ。俺の資産は村の予算よりもはるかに多いので」

 さらりと言ってのける。もちろん、総額はいわない。いう必要もないことだからだ。自らの底をさらす行為は、時と場合によることを圭吾はわきまえている。
 圭吾は指を組みなおした。それから、彼は滑らかな口調で小野山村長に語りかけた。それは人の頭の奥にまで浸透するような声であった。

「村長、これは未来への投資の話です。大鹿村によりよい未来をもたらすために、いまここで投資をしなくていつするのですか。一年、二年という短期で物事を考えるのではなく、一〇年、二〇年という長期でもって未来図を描いてください。いま、大鹿村は帰路に立っています。このまま少子高齢化が進み、緩慢な死が待ち構える未来に進むか、それとも英断を下して一時の痛みを享受してでも実りある未来への道を進むか、いまが判断の分かれ目なのです。三〇〇〇万円――大金ですが、村の今後のことを考えるならば、決して高い金額ではない。いや、むしろ安いものだ。それとも村長、あなたはたかが三〇〇〇万円を惜しんで村の未来を捨てるつもりなのですか?」

 圭吾はさらに続けた。あなたが村長選に出馬した時、自分が何を訴えて当選したのか覚えていますか。「大鹿村によりよい未来を!」と訴えていませんでしたか、と。

「あれは嘘だったのですか?」

 と問われた時、小野山村長の腹は決まっていた。

「・・・・・・わかった、君の提案を受け入れよう」
「ありがとうございます」
「だが、少し時間をくれ。この提案は、私ひとりの意見では通すことができない。他の議員たちにも話をし、説得する必要があるからな」
「わかりました。ですが、あなたがそこまで苦労する必要はありませんよ」
「? どういうことだ?」
「これから俺が各議員たちの元へと赴き、「説得」してきますので」

 ニヤリと笑い、圭吾は席を立った。

スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿



管理者にだけ表示を許可する

 | ホーム | 


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。